WAMAのヒット曲、「Te7lefly Asada2/Tehlefly Asada' ( تحلفلي أصدق )」の歌詞を解読します。
この歌を解読しようとしてると言ったら、エジプトの友だちが物凄い勢いで解説してくれました。それがなければ分からなかったであろう方言がたくさんありました。
شكرا على المساعدة
第0回の今日はエジプト方言について既に知ってることをおさらいして、次回から5回に分けて発音や単語、詞の意味を見ていきます。(前に解読した歌:
ده كلام )
まずエジプト方言と言えばいくつかの子音の発音が標準語から変化している。
ジーム ( ج ) →ガの音(英語のGみたいなもんやな!)
カーフ ( ق ) →アの音(ハムザ ء と同じらしい)
上の二つは読み方が変わっているやつ。一方、スペル自体が訛りのせいで変化する例も多い。
「多い」( كثير ) カスィール [kaThiir] →カティール ( كتير )
他にもいろいろ。理解不能なのも。
文法も標準語と比べるとかなり違う。動詞の未完了形の頭に何か足すと意味が膨らむ。
[b] ( بـ ) がつく→習慣や現在進行の「している」の意味
[h] ( هـ ) がつく→未来の「しよう/する」の意味
歌の中でも頻出するが、次回以降では取り上げて説明しない予定。
説明しないと言えば、[w] ( و )「そして」もいちいち説明しないことにする。方言に限らず、アラビア語ではなぜか「そして」をやたら使う。そしてあまり意味はない。
以上を下準備ということにして、次回から歌詞の内容を解読します。今日思い出した大事なポイントは、言葉の頭につく [b]、[h]、[w] の意味でした。
إلى اللقاء
[0回]
PR