WAMAの『Da Kalam ( ده كلام )』を五回に渡って解読する四回目。
ここからは二番。またワドゥールが語りかける。
لو يوم يا حبيبي حزين
ラウ・ユーム・ヤー・ハビービー・ハズィーン
(ラウ ユーム ヤハビービ ハズィーン)
ラウは「もし」。
ユームは「日」。今度は単数形。
ヤハビービは「おぉ愛する人よ」。
ハズィーンは「悲しい」という形容詞。
[もしある日] [愛する人よ] [悲しいなら]
وداريت دمعك في العين
ウダリート・ダムアク・フィ_ルアイン
(ウダリー ダマアク フィル アイーン)
ウ( و )は「そして」。
ダーリートは「隠す」の「あなた」用の完了形。
ダムアは「涙」の単数形。
ダムアクは「あなたの涙」。
フィーは「〜に」という前置詞。
アイン( عين )は「目」。
[そして] [隠したなら] [君の涙を目に]
علي طول ببكي قبليك
アラ・トゥール・バッキー・アブリーク
(アラ トゥーール バッキー アブリー)
アラ・トゥールはセットで「直ちに」という意味。他にも「真っ直ぐに」とか「永遠に」などの意味もある。
バは動詞の前についている。
標準語でバキヤと読むこの動詞( بكي )は「泣く」。「私」用の未完了形にするとアブキー( أبكي )となる。アbキーと発音。
アブキーの前にバがついて現在普段する行為としての「泣く」を意味する。ただしアリフが飲み込まれるからバbキーと発音する。
アブル( قبل )は前置詞「〜の前に」。時間の意味で。アブリークで「あなたの前に」となっている。読み方、Kのつき方は方言。
[すぐさま] [君の前に僕が泣こう]
悲しみは自分がかわりに負ってあげるよ、という意味。
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